洗濯ばあさん

大企業から中小病院にリストラして１０年・・・
大企業の中では見れなかった色々の生の人間模様を見てきました。
そんな中で今も毎日出勤して必ず会える「洗濯ばあさん」or患者？（患者でもある）
彼女は腰がひどく曲がって手押し車を押して朝早くから病院のコインランドリーに洗濯に来る。
病院のコインランドリーは一応入院患者の為にサービスで設置されている。「入院患者以外お断り」の掲示が一応あるのだが洗濯代１００円、乾燥機も１００円と市価より安いこともあり入院患者以外も時々利用している。
しかし、彼女だけは毎日である。毎日、いくら安いといっても今時洗濯機、相当安くなっている。曲がった腰を手押し車を押してくる労力と合わせると買った方が良いようににも思われる。
しかも、あまり性格も良くない。洗った洗濯物の綿埃をはたいて部屋中に撒き散らしていくからあるとき管理している人に注意されたまったく気にしないで毎日来る。
外来に時々かかっているので名前も年齢も判るのだが、そこは個人情報です・・・
そうだ、これも最近のウオーキングブームの同じでこれは彼女の健康法と洗濯の実益を兼ねた生きかなのダ・・・