南無谷越え [山歩き]
1月15日金曜日
南無谷越えは岩井から富浦の間、山稜が海岸まで張り出している為、今でもこの間の国道には七つのトンネルがある。
国道の出来る前、この山を越える道がいくつかあるがかの吉田松陰が浦賀から黒舟に密航を企てる2年前盟友宮部へい蔵と内房沿岸の海防状況視察に歩いた道とあったので興味をもった。
岩井海岸近くの道を行き
国道127号線小浦隧道の手前から南無谷みちの入口に入る
モノレールの線路沿いの道を登る
直ぐモノレールから離れ旧道の面影を残す山道を登ると南無谷峠に着いた。
この峠の上を横切るモノレールに興味を持ち線路沿いに行ってみた。
予想通り、このモノレールは鋸南町名物「枇杷の木」の為の物でした。線路の両側に枇杷の木。
再び戻り南に行く南無谷みちはソテツと葉ランと枇杷の木の道でした。
南斜面の下りで、南無谷海岸が見え始める。
南斜面は暖かいからでしょう、枇杷の花を咲かせているのが見られました。
国道に出て県指定文化財の妙福寺に寄ってみる。
日蓮上人裸の木造や直筆を所蔵する古刹との事でしたが勿論それらは見られません。
立派な竜の彫刻が目に止まりました。
南無谷の地名は「南無妙法蓮華経」に由来するものです。
日蓮上人はこの地から鎌倉布教に渡航したそうですが、その日蓮ゆかりの七面山に登る。
七面山入口の石灯籠。
山上の奥の院からは今歩いて来た南無谷越えから南無谷海岸が一望できた。
海岸におり法華崎を目指す。
法華崎遊歩道の地図にも乗る短い隋道?
隧道の向こうから南無谷崎を振り返る
法華崎を廻りこんで登ったところに「日蓮袈裟かけの松跡」に登って見たが、松はなく古碑があるだけでした。
その代わり、逢島に富浦の町。先日歩いた那古観音は見えている堂山の向こう側です!
再度海岸に下り、南下し今度は戦国大名の里見氏が小田原の北条氏に対抗する為築いた岡本城址に登った。
今は記念碑があるだけです。
この山の反対側からこれから向かうJR富浦駅が眼下に見える。
富浦駅から岩井駅まで電車で帰る。乗車時間6分^^
今日歩いたコースは標高はいずれも100mにも満たないと思いますが海岸の0mから4回程登ったせいか結構歩いており25,000歩を超えていました。
JR岩井駅近くのスーパーP10:20~小浦隧道10:55~南無谷峠11:10~国道12:15~妙福寺12:20~七面山12:50~法華崎13:45.~袈裟かけ松跡14:15~国道14:30~岡本城址14:45~富浦駅15:05―電車15:24=岩井駅15:30~P15:40
合計行動時間=5時間20分
日蓮上人、
ここから渡航した後に、猿島伝説につながるのでしょうか?
by an-kazu (2010-01-16 10:30)
an-kazu 様
日蓮上人の渡航と猿島伝説は符号しますからそうでしょう。
但し、日蓮の袈裟かけの松はWeb上で検索するとあちこちに有るようですから真意の程は・・・?
南無谷越えや七面山、法華崎等千葉に住んでいても訪れた事のないところです。
訪れてみると風光明媚ですし名前の由来もなんとなく納得できます。
by takaki-i (2010-01-17 14:46)
法華崎、いいところですね。^^
いなかを思い出します。
by かいわれ (2010-01-18 22:51)
海と空がキレイですね・・
標高100mクラスで25000歩(5時間以上)とは結構アップダウンが有るんでしょうね・・
無ければアホらしくて歩けないカモ・・
by OJJ (2010-01-19 20:38)
歴史がいっぱいのコースなんですね。
日蓮と吉田松陰・・・。歴史のロマンを感じます。
by moz (2010-01-20 13:56)
かいわれ 様
房総に住んでいても行ってない所で結構いい所面白いところがあるもんだな~と思う今日この頃です。
OJJ 様
海抜0mからのアップダウンなので結構歩数はかせいだようです^^
但し今日は観光地的な遊歩道とような歩き易い所も多く楽しく歩けました。
moz 様
今回は特に、長州の吉田松陰が当時わざわざ日本の為房総の海岸まで海防視察の為歩いたという点に興味を持ちました。
南無谷は今でも何もなく寂しい峠ですが、それでも殆どコンクリで簡易舗装さらています。
その行動力と脚力に脱帽です。
by takaki-i (2010-01-20 21:34)